日本昆虫科学連合Union of Japanese Societies for Insect Sciences

公開シンポジウム 「分野を越え海を越える昆虫科学」開催のお知らせ

公開シンポジウム

「分野を越え海を越える昆虫科学」

日本学術会議・日本昆虫科学連合・日本昆虫学会・日本応用動物昆虫学会 共同主催

 

日時:2024年3月30日(土)15:15~18:15

場所:ハイブリッド開催

オフライン(対面):仙台国際センター 大ホールhttp://www.aobayama.jp/).日本昆虫学会・日本応用動物昆虫学会合同大会に参加登録されている方は登録不要で参加できます.それ以外の方は,事前登録が必要です.詳細は以下をご参照ください.

オンライン:合同大会への参加の有無にかかわらず,事前登録が必要です.先着1000名.詳細は以下をご参照ください.

参加費:無料

概要: 一般の方々にとって昆虫科学とは「昆虫の同定や分類を行う学問」や「昆虫を駆除するための学問」であり,その広範さには目が行き渡りづらいのが現状であろう.この状況を打破し,昆虫を対象として生物の多様性と共通性の理解に貢献する昆虫科学の広範さを皆さんに知って頂く機会として,本シンポジウムを企画した.本シンポジウムは大きく4つのセクションからなり,まず日本学術会議農学委員会応用昆虫学分科会および日本昆虫科学連合の活動報告を行う.次の学術講演の第Ⅰ部では「分野を越える」と銘打ち,異分野の融合による新しい昆虫科学分野を紹介する.続く学術講演の第Ⅱ部では「海を越える」と銘打ち,南極から熱帯まで海外に生息する昆虫について研究が活発に実施されていることを広く知っていただく.これら学術講演の第Ⅰ部と第Ⅱ部に併せて,44年ぶりに日本で開催される第27回国際昆虫学会議(ICE2024 Kyoto,2024年8月25日~30日)の魅力をお伝えする.国際会議では専門家により最先端の研究発表が日々展開されるが,人々にとって身近な昆虫たちの魅力や凄さを分かり易く解説する市民プログラムなど多くのイベントも計画されている.以上の内容を包括した総合討論を経て,多くの方々に昆虫科学の広範さを知っていただく機会としたい.

合同シンポジウム委員 
阿部 芳久,井上 真紀,後藤 慎介,高須賀 圭三,徳田 誠

 


 

総合司会:徳田 誠(佐賀大学)

開会の挨拶 
堀 雅敏(日本応用動物昆虫学会・日本昆虫学会合同大会長,東北大学)

活動報告
日本学術会議農学委員会応用昆虫学分科会の活動
小野 正人(日本学術会議連携会員,玉川大学)

日本昆虫科学連合の活動
阿部 芳久(連合副代表,日本学術会議連携会員,九州大学)

学術講演Ⅰ「分野を越える」
座長:池田 素子(日本学術会議連携会員,名古屋大学)

衛星から森林害虫マイマイガの大発生を探る
山下 恵(東京農工大学)

虫こぶ:植物ソース器官からシンク器官への転換
武田 征士(京都府立大学)

学術講演Ⅱ「海を越える」
座長:高須賀 圭三(慶應義塾大学)

南極で昆虫採集:ナンキョクユスリカの生きるしくみ
後藤 慎介(大阪公立大学)

ボルネオ島の熱帯雨林における昆虫と植物の相互作用
清水 加耶(島根大学)

第27回国際昆虫学会議(ICE2024 Kyoto)[2024年8月,京都]の紹介
座長:井上 真紀(東京農工大学)

ICE2024 Kyoto―知の統合による新たな発見
志賀 向子(日本学術会議連携会員,大阪大学)

ICE2024 Kyoto一般向けイベントの紹介
吉村 真由美(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)

総合討論 
座長:池田 素子

閉会の挨拶
小野 正人 

 


 

参加登録について

オンライン参加の申込みは終了しました.対面参加をご希望の方は,3/30の14:30以降に直接会場にお越しください.受付登録後に入場できます

講演要旨

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問い合わせ先

不明な点があれば,事務局まで電子メールでお問い合わせ下さい.contact[at]insect-sciences2.sakura.ne.jp ([at]を@に変換して下さい)